Yakusugi-Accessories

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屋久杉☆アクセサリー

平成18年。私たち家族は屋久島の地を踏みました。息子はまだ生まれたばかりで、主人は山のガイドに。
私は産後鬱でした。主人には一応職場があって、小さな屋久杉を近所の屋久杉工芸品の無人市で買ってきては磨いて、私はその屋久杉に見よう見まねで紐を編んで、小さなストラップを作ったのが、始まりです。
私は鬱で、普通の子育てや家事、人と接するのが辛かったものの、糸があれば身体ひとつでできるマクラメが楽しく、本だけを頼りに朝から晩まで、今から考えてみると、きちんと子育てしてたかな?というくらいマクラメに没頭していました。マクラメは私にとって一種の瞑想だったんですね。どの人も、好きな事をしている時間は瞑想と同じ精神状態になるのと同じです。鬱の薬でもあったのでしょう。マクラメ瞑想をしていると、時にメッセージが入ってきたりしました。使っている天然石からのものだったと思います。新月、満月、夏至、春分…様々なエネルギーの高い日にエネルギーの高いアクセサリーを作る。それも屋久島で。
そんなアクセサリーをご購入頂いたお客様からは不思議なメッセージをいくつか頂いています。
トラック運転手の男性に四柱推命パワーストーンをご購入していただき毎日装着していたようです。2回目の来店でバラバラになったブレスレットを持ってこられました。トラックの運転中、事故に遭いそうになった時にブレスレットが弾け飛んだそうです。詳細はわからないのですが、そのおかげでブレーキを踏んで助かったと言って、また作り直したブレスレットをお持ち帰りになりました。このように、身に付けていたアクセサリーの紐が切れたという話しはよく聞きます。もちろん、劣化の場合もあります。が、多くは感覚的に身代わりになってくれた、守られたという解釈が本当のところだと思います。
また、各地にイベントに出るとおもしろい事を言ってくれる人もいます。東京の3000店舗近く出展するハンドメイドイベントに、ある時ペンデュラムを手にして私のブースの前に立った女性がいました。その人は、「ペンデュラムに導かれてきた」と言いました。そして、ハートの屋久杉ブレスレットを購入して去っていきました。その後、その方とは少しご縁ができ今もたまにsnsでご活躍をお見かけします。うちのブースに惹かれて来る人は、屋久杉の香りについ立ち止まるようです。ここだけ、空氣が違う。神聖な感じ。凄いリラックス感。パワー感じる!と様々な理由でお買い求め頂いたり、お話しをしていったりします。私は正直、樹木には興味がなかったのでこの仕事を始めてからも屋久杉には無関心でした。
主人が自分で磨いた屋久杉を高々と上げて、「凄い!」とか、「かっこいい-」とか言っているのを、「自画自賛」などとからかっている位でした。でも、いつの頃からか屋久杉の深い神秘的な杢目と、握っていると不思議と落ち着くエネルギーに惹かれ、ただ、物として扱うのが不自然と思うようになりました。
天然石なども形により、エネルギーは変わります。ハート、勾玉、たまご、球…屋久杉も同様です。見た目の美しさと、エネルギーとしてと残り少ない屋久杉が意味のあるものとして人々の手に渡り、語り継がれていくような物を私たちは作っていく役割があるのかもしれません。